人となり
羅盤とキーボードを一緒に持つ人間
劉山溪と申します。道号は九宸。龍虎山正一派、山字輩で、名の「山」がその字輩の字です。二〇一六年に法雷道人から点化を受けて入道しました。その前の二年、ずっと見られていました。
シドニーとメルボルンで、これまでに千人を超える方を診てきました。いちばん多いのは宅を看る仕事、次いで四柱、占事、択日です。会って最初に「信じているのか」と訊かれることがよくあります。そういうとき私はたいてい、中国の「坐北朝南」はこちらでは裏返しになる、赤道の南では北側が日の当たる側だ、と答えます。これは信じなくてかまいません。外に出て太陽を見ればわかります。四柱のほうでは、断定を渡しません。出し惜しみではなく、一文よりも渡せるものが多いからです。一文が答えるのは「いつ」だけですが、本当に知りたいのはたいてい、なぜそれが欲しいのか、どうすれば手に入るのかのほうです。命盤が示せるのは道の通り方です。どの年は速く進んでよいか、どの年は慎重にいくべきか、その一段をどんな心持ちで過ごすか。それと、現場でいちばん厄介なのは実は家ではなく駐車です。古い地区の道は狭くて、羅盤を水平に据える前に車をどけてくれと言われます。
順序としては拳が先でした。十五歳、郷里で張育人老先生に基本功を習い、そのご推薦で太谷へ移って車向前老爺子の門下に入りました。山西車派、尚字輩です。太谷にいたあの数年、稽古のさなかに体の中で動くものが出てきて、それを言い表す言葉がありませんでした。二人の師が同じことを言いました。その先は道家の法門で探せ、と。そうやって読み進んで道門に入り、拳のほうも途切れずに続いています。今も何人か教えています。
平日はコードを書いています。シドニー工科大学の計算機科学、ニューサウスウェールズ大学の会計学修士。命盤を立てる作業は、面倒くささの質がプログラムとよく似ています。時刻と場所を与えれば四柱が出て、大運がその先へ並ぶ。途中で一歩間違えると、あとが全部ずれます。つまずきやすいのは節気で、南半球では交節の時刻を裏返して数えなければなりません。
- 18
- 年 · 『易』を読む
- 8
- 年 · 豪州で実務
- 1000+
- 名 · ご依頼実績
- 正一
- 龍虎山 · 山字輩
- 車派
- 山西形意 · 尚字輩
来歴
師承と学歴
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2025 — 現在
本格的に講じはじめる
始めようと思った理由は、自分が谷底にいたからです。友に裏切られ、商いの駆け引きに遭い、騙され、利用され、身内には理解されず、あの数年は運も悪く、気持ちもずいぶん沈んでいました。前へ進む方向をくれたのは道でした。道は古い書物の中に閉じこもっているべきものではありません。だから自分が学んだこと、自分が通ってきたことを持ち出して、もっと多くの人の役に立てたい、もっと多くの人がこの学問に触れられるようにしたいと思いました。
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2021 — 現在
道元宇宙 Dao Metaverse 創立
三次元オンライン宮観、AI による講経、講座基盤。道学をデジタル空間へ移すこの仕事は、コードも私が書いています。
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2018 — 2020
オーストラリアに根を下ろす
オーストラリアの都市の地理形勢を踏査し、地域社会と関わりながら一軒ずつ見てきました。南半球の山水、朝向、そしてここに暮らす華人家庭が実際に必要とするものは、この数年で掴みました。
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2014 — 2016
見極め、そして点化
二〇一四年に法雷道人が私を見はじめ、二年経ってようやく点化を受けました。この二年について語ることはあまりありません。待ちながら、やるべきことをやっていただけです。
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2008 — 2014
拳より道へ
太谷にいたあの数年、稽古のさなかに体の中で動くものが出てきて、それが何なのか言葉にできませんでした。二人の師が揃って同じことを言いました。その先は道家の法門の中に探しなさい、と。そこで道家の文献を読み始め、丹道と易学の用語が避けて通れないため、独学で『周易』に戻りました。
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十五歳より — 2018
形意拳:郷里、そして太谷
郷里で張育人老先生について基本功を鍛えました。張老は私が幼すぎるとして正式な入門はさせず、のちに太谷の車向前老爺子のもとへ推薦してくださいました。車師爺も年齢を理由に、門下の弟子に私を取らせましたが、拳そのものはご本人が直に教えてくださいました。この一路は二〇一八年まで続きます。
出自
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正一派道士 · 「山」字輩
江西 龍虎山
龍虎山正一派の受箓弟子、「山」字輩の伝承者。科儀も義理も、拠って立つところがあります。
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形意拳伝人 · 車派「尚」字輩
山西太谷 · 車向前門下
郷里の張育人老先生に手ほどきを受け、のち太谷の車向前老爺子の門下へ。車派一脈、尚字輩。站樁・五行・十二形いずれも教授します。私の場合は拳が先、道が後で、内息への問いは拳の稽古から出てきました。
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予測学課程
中国易経学院
『易経』を根本とする予測の学を体系的に修学。象・数・理・占の四門を並行して学びました。
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計算機科学 学士
シドニー工科大学 UTS
工学と分析の土台。今日の三次元宮観と AI 基盤は、すべてここから出ています。
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会計学 修士
ニューサウスウェールズ大学 UNSW
いちばんの効用は帳簿が怖くなくなったことです。命盤とは、思われているほど関係がありません。
進行中
いま手がけているもの
道は人に遠からず。これらは、この古い学問のために技術者の手で築いた足場です。